保険相談がきっかけで、親との距離が変わった話

30代半ばに差し掛かったある日。結婚を機に、ふと「保険、見直した方がいいのかも…」と思い立った。

今までは会社の団体保険と、若い頃に勧められて入った医療保険に入っているだけだったけど、

「子どももいずれ欲しいし、万が一の時に困らないようにしないと」と考えたのだ。

最初はネットで比較サイトを見ていたが、種類が多すぎて頭がパンク。

そこで思い切って「無料保険相談」を予約してみることに。

数日後、来てくれたのは、40代くらいの落ち着いた雰囲気の男性。名刺を渡され、簡単な自己紹介からスタート。

「今日は、無理に保険を勧めるというよりも、“何が必要かを一緒に考える”時間になればと思っています」と言われ、ちょっと安心した。

相談が進むうちに、話題は「親のこと」に…

収入、家族構成、住まい、ライフプランなどのヒアリングを一通り終えたあと、ふとこう聞かれた。

「ご両親の介護については、何か考えていますか?」

その瞬間、私は言葉に詰まった。

父はすでに定年退職し、母はパート勤務。2人ともまだ元気だけど、病気になったことを考えたことはなかった。

「いや、正直、全然考えてないです…」

すると彼は、メモ帳にこう書いた。

「保険=未来への準備。でも、保険だけでは守れない“人間関係”があります」

そして続けてこう言った。

「今のうちに、ご両親と“もしもの時どうするか”という話をしておいた方がいいですよ。特に介護になったとき、兄弟間で揉めるケース、本当に多いです」

それはまさに、耳が痛い話だった。

私は長女で、実家は少し離れた場所にある。弟もいるけど、正直、介護やお金の話なんて、今まで家族で一度もしたことがなかった。

「保険って、“お金の話”じゃなくて、“家族の話”でもあるんですね」とつぶやくと、彼はにこっと笑ってうなずいた。

相談のあと、私は実家に電話した

その週末、久しぶりに両親に電話をかけ、「実は保険相談したんだけど、介護とかの話、ちゃんとしておいた方がいいらしいよ」と切り出してみた。

最初はちょっと笑われたけど、母がこう言った。

「実はね、そろそろ遺言とかも考えなきゃって、パパと話してたの。けど、どう切り出せばいいかわからなくて…」

それをきっかけに、介護や相続、保険のことも、少しずつ話すようになった。

教訓

保険相談は、「お金」だけでなく「人間関係」や「生き方」も見つめ直す機会になる

親の世代との「将来どうするか」の話は、早ければ早いほどいい

保険の内容そのものより、「なぜそれが必要か」に目を向けることが大切

プロに話すことで、自分の中でぼんやりしていた不安が“言語化”される

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